耐震性能


制震鉄骨軸組構造(HS構法):高層ビル建築に採用される制震技術を住宅用に新たに開発し、大地震にも繰り返し発生する地震にも強い強固な構造体を実現。「座屈拘束」と「低降伏点鋼」を使用した「アタックダンパー」が地震による揺れのエネルギーを熱エネルギーに変換し、構造体の倒壊・損傷を防ぎます。

耐震アタックダンパー:アタックダンパーは引っ張る力や押しつける力を受けた時も耐力を発揮するので、スリップ現象などの恐れがなく、大きな地震後も安定した強度を保ち続けることができます。

鉄骨柱:鉛直の荷重を柱全体で均一に受け止められるよう、1階の柱には厚さ3.2mm、80mm 角の鉄骨柱を採用して、柱1本で約5寸角の檜の柱に相当する強度を持ち長期荷重に耐えることができます。

鉄骨梁:大きな力がかかる床面には変形を小さく抑えるため、床梁には梁の高さ250mm のLH 梁を採用して、それにより大きなの荷重がかかった場合のたわみは、断面積がほぼ同じ梁の高さ200mmの梁の約半分以下に抑えることができます。

構造体:東日本大震災の築館波の1.2倍に相当する変形試験を180回繰り返しても、ほとんど性能は変わりません。実験でアタックダンパーが吸収した地震エネルギーは、実大住宅振動実験の20倍以上にのぼり、震度7の地震200回以上に相当します。

エネルギー吸収能力:一般ブレースが2回目の繰り返し加振でエネルギー吸収量が70%低下するのに対し、アタックダンパーは大地震に相当する変形を繰り返してもエネルギー吸収量は低下せず、繰り返し起こる地震に対して効果を発揮します。

耐火性能


耐火燃焼防止対策:外部からの延焼を防ぐため、住まいの外まわりに不燃性の部材を採用しています。外壁には、木造住宅のモルタル壁20mm厚以上の防火性能に相当するNTC外装材を使用。外部から火の手がせまっても外壁の内側の表面温度は可燃物燃焼温度まで上昇しにくい防火構造になっています。もちろん開口部も延焼防止に配慮した仕様をご用意。また、屋根茸材や軒裏にも不燃材を採用。近隣からの延焼の防止に効果を発揮します。

出火拡大抑止対策:万一、住まいの内部から出火した場合でも、火が燃え広がるスピードが遅ければ、避難しやすく、被害の程度も軽減できます。ある部屋で火災が発生しても隣室に炎を広げにくい構造と、室内の壁や天井下地には、不燃材料の石膏ボードを採用しています。

耐久性能


耐久防錆処理:4住宅の防錆は、高いレベルの耐久性を確保した2仕様の処理を適材適所に用いています。柱と梁には水や酸素を確実に遮断する粉体塗装を、外壁(外装パネル)を構成する枠材には腐食しにくい合金めっき処理を施しています。アタックダンパーの斜材プレートや鋼製束、鋼製大引にまで合金めっき処理を採用。これらの防錆仕様は「長期優良住宅の普及と促進に関する法律」にも適合した耐久性能です。鉄骨の成型過程や用途に応じた優れた防錆技術と、錆の発生の原因となる「水」から鉄骨を守る、防湿設計により、高いレベルの耐久性を実現します。

高断熱・高気密・調湿


高断熱夏涼しく冬暖かい快適なくらしを実現するため、天井・外壁・基礎など住まい全体を高性能断熱材ですっぽり包み込みました。冬の朝の冷え込みはもちろん、室内の上下温度差も低減。同時に工場生産の高精度な部材と正確な施工ですき間をなくし、気密性も向上。トータルな断熱・気密性能で、冷暖房効率を高め、優れた省エネルギー性能を実現しています。また、室内の湿度については、吸・放湿性能に優れた北海道稚内産の珪藻土を練りこんだ調湿石膏ボードを室内の壁に採用。1年をとおして手間なく快適な湿度を保ちます。

※詳しくはパンソニックホームズのサイトへ

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